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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 「いちょう」と言えば何を連想するだろう。 昨日終った女子レスリング世界選手権に欠場した「伊調」姉妹、体調が気になる人は「胃腸」、音楽にお詳しい方は交響曲第一番「イ調」(團 伊玖磨氏)、いろいろある。
 この時期に実を付ける「銀杏」も「いちょう」であって、その実も「銀杏」と書く。 実は一般には「ぎんなん」と呼ばれることは言うまでも無い。

 私の家の向かいは公園になっていて、銀杏(いちょう)の木が7本ほど植わっている。 正確には8本だろうか。  そのうち銀杏(ぎんなん)がなっているのは4本だ。 うち1本は特に実のなり方が多い。
 銀杏の木には雌雄があって、一方にしか実はならないので実がなる・ならないの差異ができてしまうのである。 

 7本と言いながら正確には8本としたのには、実は理由がある。 そのうちの一ヶ所には雌雄2本の木があり、その株がまるで1本の木になって見えるのだ。 そしてその1本が実のなり方が良いのである。 恐らく受粉がしやすいからだろう。 ぴったり寄り添い仲の良い2本の木は、子をたくさん為すのだ。

 銀杏の実は、茶碗蒸しやおでんの具になったり、単体で塩炒りしても香ばしくておいしく秋の味覚の一つである。 しかし、この銀杏は食べ過ぎると良くないらしい。 ビタミンB6を壊す働きがあるとのこと。 大人はまだ良いが、5歳以下の幼児には要注意なのだそうだ。 そういえばニュースで、食中毒か毒の混入かと騒がれている夕食のメニューにも茶碗蒸しがあったが、今回の原因は他にありそうである。

 向かいの銀杏は、近所の人達かと思うがその実を丹念に拾っているようだ。 私も少しだけ犬の散歩のついでに拾ってきたが、食用にする銀杏の実というものは実は種子のことであって、その実の果肉はひじょうに臭い。 だからしばらく裏の畑に放っておいて、その果肉が腐って取れやすくなるのを待って食べることにする。

 話は変わって、今日は株価が戦後最大の上げ幅を記録したという。 だからと言って根本的な問題が解決されていない以上、余談を許さぬ相場だと私は思っている。
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 先ほど、アメリカ東部時間午前10時半だろうか? ブッシュ大統領の記者会見が行われた。 米国はまだ10日金曜日で、日本時間の朝まで証券取引場は開かれている。 米国の明日はG7金融会議が行われることになっており、その前の大統領の記者会見に世界の金融関係者は固唾を飲んで見守ったことだろう。 結果、目新しい発言はなく、今日のダウ平均は下がることになると私は予測する。

 私は経済のプロではない。 トレーダーでもない。 普通の市民である。 強いて言えば世の中で起きていることに興味津々なおじさんだろう。 そんなおじさんが日本のニュースじゃわからないこと、つまり海外ニュースで報じられていることを少し披露してみよう。

 今世界を覆っている金融危機に関するキーワード、「ノンリコース型ローン」・CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)(債権破綻保険)、この二つの言葉をご存知だろうか? このキーワードは現況と未来を読み解くものなのだ。

 ノンリコース型ローンとは、サブプライムに絡むキーワードで、土地とかを買う場合、その土地にのみ担保を与え借り手の他の資産と切り離すタイプのローンである。 ローンを支払えなくなった場合、購入した土地のみ手放せばそれ以上の返却義務を負わないという仕組みなのだ。 それによって買い手のハードルを下げたわけである。
 これによって起こった弊害がある。 土地や建物の資産価値が下がっている現状では、高値で買った物件を所有しながら債務の支払いを続けるより、物件を手放した方が良い、という心理が働き、返済能力のある人達さえも返済を拒否しているのだ。
 当然、不動産の価値が下がっている今、連鎖は拡大し不良債権は膨らみ続けることになる。 一部の識者は来年末までその状態は続くとみている。

 もう一つのキーワード・CDSとは、債権破綻保険の名のとおり、”A”から”B”が買い取った債権が不良だった場合”C”が債務を代行して支払うという保険である。 ”C”はプレミアム(保険料)を得る。 名前は保険だがこれは保険会社だけが扱っていたものではない。 多くの銀行や証券会社が手を出していた。
 AIGグループが特に扱い量が多かったので、アメリカ政府はいち早く救済策を打ち出したが、債権が不良化する前に不良債権の保険が破綻したらとんでもないことになるからだったのである。

 10日の今日、アメリカではリーマンの破綻によるCDSを持った会社が会議を行うそうで、その金額は先日米国が打ち出した不良債権買取額予算の7000億ドルの半分ぐらいなのだそうだ。 だから米政府の打ち出した救済策が不足だというので、株価は下げ止まらないのである。

 上記の2点を考えれば、この金融危機が底沼なのがわかるだろう。 世界は米国の公的資金注入を期待しているのは当然だが、この底沼の状態にそれをすれば国自体が財政破綻しかねない。
 従って明日のG7でも米国はそこまで言及せず、追加の救済策を出すのが精一杯と予測する。 追加の金額は最大5兆ドルだろうか。

 冒頭に書いたが、私は普通の人である。 だがBBCやCNNを見るとこんなことが解ってくる。 ニュース好きの私は結構ニュースをはしごして見ているが、日本では私が書いたようなことは出てこない。

 世界で起こっていることとなると、日本のニュースじゃわからない。 これが私の見解だ。 昨日も書いたが、少ない情報を鵜呑みせず本質を自分なりに探さないと、真実は見えてこないのである。 
 勿論、私の知る情報も真実に近いかどうかもわからないのではあるけれど。
 「間違った標識で検挙」、こんなタイトルで報じられたニュース、愛知県の出来事だそうだ。 誰かが市販の一時停止の標識をつけたために、5人が反則切符を切られたという。 まさに誤認逮捕である。

 一時停止すべき場所なので標識があるのか? 標識があるので一時停止しなければならないのか? そんなことは言われるまでも無い。 正答は前者である。 なのに取り締まった警察官には、そんなことは気にならないようだ。 だからこそ標識があるので取り締まったのだろう。

 つまりはこの警察官に、交通取締りの必要性という価値観や、それをすることにより一般市民の危機回避を図るという主義も無い。
 これは一つの例に過ぎないが、多くの人達は自分自身の価値観や主義を他人に委ねていることが多いのではなかろうか? 時にはマニュアルや風潮という名の下に。

 ノーベル賞受賞、これはその選考委員の価値観による受賞である。 素粒子の種類が6種類以上無ければ現実に起きる現象が説明つかないという説を唱え、やがてそれが立証されたことによる受賞者達。 クラゲの発光の不思議さを単純に追求した受賞者。 たまたま発見した発光性たんぱく質が、後に医学に大きな発展をもたらした。 実際その下村氏は自ら「もらえるとするなら生物か医学だと思っていた。まさか化学賞とは・・・」とおっしゃっている。 本音だろう。

 俄かに受賞者の過去売れなかった本が「夢を叶えるゾウ」より人気が上になったとニュースで言っていた。 権威あるノーベル賞をとったのだから、ということがその本が売れる原因になっているだろうと推測するが、購入する人の価値観は他人の価値観を単純に取り入れているだけなのでは?という見方も出来なくは無い。 そうでない方に対しては失礼をお詫びする。

 私は天邪鬼なので、世相に迎合するのを好まない。 自分の価値観を大事にしたいと思う。 自分が少数派だろうということも感じているし。

 素粒子研究については、「カミオカンデ」でのニュートリノ観測や大型加速器(今回の素粒子理論の立証に大きく寄与したと思われる)の存在を知っていたし、ニュースで言われている通り、ずっと過去の話であった。 最近日本の物を上回る大型加速器がヨーロッパにできたというニュースも記憶に新しい。

 私は受賞者をどうのこうの言うつもりは毛頭ないのであって、何かメディアが提供する報道に対し大衆が追従していく姿に、違和感を感じるだけなのだ。 むしろこうした機会に、今のところ陽の目をみていない研究者が多数いることを認識すべきで、その成果がノーベル賞をとれるかどうかはある意味その人の運なのだと思う。

 私としては受賞者の栄誉に対し素直にそれを讃え、その方たちのノウハウや背景の秘密をいくらかでも盗むことができればそれが自分の価値に繋がると思うだけである。
 アメリカの金融危機により、世界同時株安が続いている。 今日の株の暴落ではその下げ率から、スターリン暴落(1953年)に匹敵すると言う。 この年は私はまだ生まれていない。 一方、記憶にある暴落はブラックマンディ、1987年10月19日にアメリカから起こった。 

 私がそのニュースを知ったのは、オランダのアムステルダム空港ロビーのテレビだった。 仕事?少しと観光目的のオランダ・ドイツ・フランス3カ国の2週間の旅行の始まりの到着ロビーのことである。 何やら母国日本の東証で騒いでいる画面が映し出されていて、何が起きてるのか解らなかった。 私は楽しい旅の予定だったので意に介さないでいたが、そんな記憶だけは残っている。 その暴落は半年ほどで元の株価に回復した。

 ブラックマンディという株暴落の前にブラックサースディというのがあったそうだ。 これは1829年に起こったことだそうで、世界恐慌に発展した。 株暴落の背景をつぶさに知らないが、株暴落=世界恐慌と言えないのは確かだが、今回の暴落は注意深く見守らなくてはいけないと思う。

 今世界は不気味に動いているような気がしてならない。 節度無き資本主義に限界が来ているようにも見える。 環境的にも、わがままな人類を居心地の良いまま暮らさせることを、ガイア(地球)が否定しているようだ。

 そのことをさておいても、日本の対策は大丈夫だろうか。 麻生総理は「この時期に選挙などしてる場合ではない」と言う。 私は無党派だが、たぶんもう少しにあるだろう大異変を考えれば、半端な補正予算を通すために政権を先延ばしするより、なるべく早く総選挙すべきと思う。 今後1年間は余談を許さない経済状況が続くだろう。 一番大変な時に選挙で政治空白を作るのだけは止めて欲しいと願うばかりだ。

 ノーベル賞受賞など、日本にとってめでたいニュースが続く。 だが、忍び寄る危機から目を離さないでいたいものだ。
 安倍・福田政権が突然終った要因を、対米密約不履行の「ハラキリ」と以前書いた。 今夜のNHKクローズアップ現代のテーマがタリバンに関してだったので、またその話題を取り上げてみよう。

 臨時国会が行われる中、「国際貢献」という言葉を首相は使う。 景気対策のおまけにどうしても「洋上補給」を続けたいらしい。 出来レースの総裁選でも石破氏を使って、対米補給を国民に忘れさせないようにしていた。

 そもそも「洋上補給」=テロとの戦い=国際貢献という式は成立しているのだろうか? 9/11を代表とする対米テロは、はたしてイスラム過激派の「世界」に対する挑戦だろうか?  単に米英主体の世界に対する私怨のように思う。 アメリカ=世界と言うならしょうがないけれど。 とてもそうは思えない。

 今やイラクやアフガニスタンに対するアメリカの行動を肯定しているのは、世界で半分くらいの国になってしまっているのではなかろうかと思う。 それでも自民党は国際貢献をしなければいけないと。

 また日本は中東から油を運んでいるので、インド洋でのタンカーの安全に資金を出すのは当たり前だとも言う。 ソマリア沖ではタンカーや戦車を積んだ船さえ海賊に奪われ、それに有効な対処をしないアメリカへの支援が正当化されるだろうか。

 話を元に戻すと、今夏アフガニスタンで活動するNPOの日本人が殺害された。 間違いから起きたことだろうか? NPOに国家色が薄いにしても、日本=米軍基地保有+対米協力という式も認識されているとしたら、その論理が通じるとは思えない。

 アメリカの金融危機に始まるアメリカの国力の低下、世界はどんどん多極化へと向かっている。 そんな中、日本はどこへ向かうのか。
 国際貢献という美辞麗句は、外交的には巡りめぐって国益につながるという国策の表看板に過ぎない。 盲目的なアメリカ追従が日本の国益につながるのか、議員の皆様には少しは真剣に考えて欲しいものだ。

 もちろん、大真面目に国際貢献を果たすべく尽力為されているNPOの諸氏には感服させられるが、この世相の中何を信じてよいやら、思わずその表裏を考えてしまう。 海外に行く前に国内ですることも多かろうにと。

 今朝、緒方拳氏の死亡が伝えられた。 氏の出演作品で「楢山節考」を思い出した。 高齢者社会の日本、氏を偲んで追悼番組も放送されるだろうが、是非この作品を取り上げて欲しい。 かなり重い作品ではあるけれど、この時期多くの人に観て欲しい映画の一つである。
 
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