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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 安倍・福田政権が突然終った要因を、対米密約不履行の「ハラキリ」と以前書いた。 今夜のNHKクローズアップ現代のテーマがタリバンに関してだったので、またその話題を取り上げてみよう。

 臨時国会が行われる中、「国際貢献」という言葉を首相は使う。 景気対策のおまけにどうしても「洋上補給」を続けたいらしい。 出来レースの総裁選でも石破氏を使って、対米補給を国民に忘れさせないようにしていた。

 そもそも「洋上補給」=テロとの戦い=国際貢献という式は成立しているのだろうか? 9/11を代表とする対米テロは、はたしてイスラム過激派の「世界」に対する挑戦だろうか?  単に米英主体の世界に対する私怨のように思う。 アメリカ=世界と言うならしょうがないけれど。 とてもそうは思えない。

 今やイラクやアフガニスタンに対するアメリカの行動を肯定しているのは、世界で半分くらいの国になってしまっているのではなかろうかと思う。 それでも自民党は国際貢献をしなければいけないと。

 また日本は中東から油を運んでいるので、インド洋でのタンカーの安全に資金を出すのは当たり前だとも言う。 ソマリア沖ではタンカーや戦車を積んだ船さえ海賊に奪われ、それに有効な対処をしないアメリカへの支援が正当化されるだろうか。

 話を元に戻すと、今夏アフガニスタンで活動するNPOの日本人が殺害された。 間違いから起きたことだろうか? NPOに国家色が薄いにしても、日本=米軍基地保有+対米協力という式も認識されているとしたら、その論理が通じるとは思えない。

 アメリカの金融危機に始まるアメリカの国力の低下、世界はどんどん多極化へと向かっている。 そんな中、日本はどこへ向かうのか。
 国際貢献という美辞麗句は、外交的には巡りめぐって国益につながるという国策の表看板に過ぎない。 盲目的なアメリカ追従が日本の国益につながるのか、議員の皆様には少しは真剣に考えて欲しいものだ。

 もちろん、大真面目に国際貢献を果たすべく尽力為されているNPOの諸氏には感服させられるが、この世相の中何を信じてよいやら、思わずその表裏を考えてしまう。 海外に行く前に国内ですることも多かろうにと。

 今朝、緒方拳氏の死亡が伝えられた。 氏の出演作品で「楢山節考」を思い出した。 高齢者社会の日本、氏を偲んで追悼番組も放送されるだろうが、是非この作品を取り上げて欲しい。 かなり重い作品ではあるけれど、この時期多くの人に観て欲しい映画の一つである。
 
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