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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 今日も相変わらず行政がらみのニュースが流れた。 12道府県で補助金の不正流用が発覚し、会計検査院が発表したという。 使途が報告されたものと違っていたり、ひどいところでは使途不明で横領の疑いさえあるということだ。 これは公金横領、犯罪だろう。 国は返還を求めるという。 返して済む問題なのだろうか。

 厚生年金の所得改ざん問題も、なんら進展が見えないでいる。 これは早い話、社会保険庁が教唆した犯罪である。 実行犯は企業側の社会保険担当職員で、当然その上の企業幹部の承認済み。 被害者は年金受け取る側の社員である。

 これらは「法」で裁けないのだろうか? 国家公務員法は刑法を上回る法律とでも言うつもりなのだろうか? 泥棒と泥棒的行為は別物だと言うなら、この国の法律は「誤・法」である。 日本は「誤・法治国家」ということだ。
 このことは同じ事をしながら、一方は罰せられもう一方は罰しないというダブルスタンダードが横行しているということなのだ。

 自民党は「官僚を使いこなせ!」と言い、民主党は「官僚から政治を取り戻せ」と言う。 だが、この「誤・法」の原点である国家公務員法の改正には言及しないでいる。

 どうして国民はこのことに目を閉じているのだろう。 私はこのことが凄く不思議であるのと同時に、この国のメディアや大衆に辟易している。
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 「山に行くの?」、正確に言えば「山さ、いぐなが」、朝食をとりに居間に行った時母が訊いてきた。 日曜にいつもの山行きの服装を私がしていたからだ。 「そうだよ」、正確に言えば「んだ」、私はそう答えた。
 「何を採りに行くの?」、(ここからは正確な言葉遣いを省く)「ムキダケだよ」私が答えると
 「行って見ないと気がすまないだろうからね」、母は以前は私と共に山菜やキノコを採りに行ってたこともあって、山を良く知ってるために今日の山行きには悲観的な様子だった。 先週も実はこの言葉で、私は山に行くのを止めた。 今朝も母は悲観的な冷ややかな内容を笑顔で話し、そして「気をつけて」と言った。 

 今年はキノコが不作なのと、早めに収穫期がきたので、今日あたりはちょうどあまり収穫の期待できない日に当たる。 中途半端なのだ。 
 でも採れる採れないは別にして、山の様子を見るのは収穫期を判断するのに役に立つ。 それに私が山に行きたがっているのを見てとって、母があのように言ったものと思った。

 実際、山に到着すると、「ムキダケ」の収穫時期にしては下草もまだ青々としていて、正直がっかりした。 しかし、50kmもの道のりを走って来たわけだし、一応山に分け入ってみた。

 山は紅葉の序盤といったところで、風は微風ぐらいだったろうか。 一人で山に入っていると物音が気になる。 何せ熊やカモシカなどの野生動物の支配する地域なのだから。 ハラハラと音も無く舞い降りる葉は、地面に着く時に音を「カサッ」とたてる。 その連続音に不安感がないとは言い切れない。
 思わず「プレデター」という映画を思い出した。

 それでも山へ突き進むと、サワボタシが突如視界に入った。 時期的に終ったキノコと思っていたので、頬が緩んでしまった。 その後も所々でそのキノコを採り、一ヶ所では見事なほどに群生していて、しばらくは採らずに眺めていた。 狙いのキノコは全く採れなかったのだが、充分満足できた。

 山を降りてくると、いつも野菜や山で採れた物を売っている人気の露店がある。 情報を得るために寄り道をしてみた。 ナメコやアカキノコと一緒にサワモダシも売られていた。 トレイにのったその価格は400円だった。 私の採った量はその20倍ぐらいだったろうか。 まあ、その価格で買って食べることは無いにしても、満足のいく収穫と言えるだろう。
 チンゲン菜とイトカボチャを冷やかしのお詫びにと買ってきた。

 知人にお裾分けしたキノコの残りは、夕食での大好きなトン汁の具になったのである。
 今週の水曜、「冬の使者」がやってきた、というニュースが流れた。 白鳥の到来である。 
 仕事の都合で秋田市内南部へ行く時に通った秋田大橋。 雄物川という秋田県最長の河川を渡る国道7号線の橋だ。 その橋のすぐ川下に中州が出来ていて、そこに白鳥が群れているのが見えた。

 厳寒のシベリアから避難してくる渡り鳥たち、その中でも特に優美なので白鳥を「冬の使者」と呼ぶのだろう。 今年は例年通りの日にちだったそうだ。

 こういった鳥たちは、渡るタイミングをどう判断してるのだろうか? 気温なのか日照時間なのか、生き物というものは本当に不思議である。 

 一ヵ月ほど前に椎間板ヘルニアと診断された愛犬「らん」は、投薬とリハビリを行っていた。 自作の車椅子にはなかなか慣れてくれない。 そそうをするので腹巻とおしっこシートの装着が欠かせなかった。
 車椅子は散歩の時ぐらいしか使わなかったので慣れなかったのだろうが、徐々に規則的な装着に対し彼なりに対応してきていた。 そうするうちに最近、後ろ足が動くようになってきた。 おしっこシートも濡れなくなり、どうやら下半身に神経が戻ってきたようである。

 這うときに後ろ足を動かすなぁ、と思っているうちに上手に這い、やがて瞬間的に立ったり数歩歩くまでになってきた。 リハビリが功を奏してきたのだろうか。 筋肉がかなり落ちていたので、これから頻繁に動かすようになればその筋肉も戻ってくるだろうし、元の状態を取り戻せるかもしれない。

 生き物というものは本当に逞しく、不思議なものである。 「むく」さん「らん」君と2匹の犬の変調に驚かされた年、世界も激動し私の周りもそれなりの変化があった。 まだ2ヵ月半ほど2008年は残っていてその間大きな変革もありそうである。
 いろいろあるにしても、ペットを含め穏やかな年明けを迎えたいものだ。
 
 いんげん・つぶあん、中国産の食品から次々と有毒な成分が見つかった。 毒入り餃子の事件解明も済んでいない。 なのにこういったことが続くのはどういったことだろう。

 私はこの一連の事件を「テロ」だと認識している。 牛乳に薬品を加えた問題とは明らかに異質なものだからである。 牛乳の件は、生産者が利益の追求の為に水増しし、それをカバーするために薬品を混ぜたことによるものだ。 餃子と今回の事件は、犯人に直接の利益をもたらさない。 強いて言えば誰かの不幸を望む行為なのである。 これを「テロ」と呼ばずに何と表現するのだろう。

 中国と日本、この事件が反対に起こったとしたら、どうだろう。 恐らくは比較的早期に犯人検挙になると思う。 何故なら、日本人の中に不特定の中国人に被害を与えようという人物がいたとしたら、その人物は犯行を行う以前にも中国人に対する嫌悪感を周囲に吐露したであろうと推測されるからだ。 それからいわゆる「アシ」がついて検挙されるのである。

 以前何かの報道で、中国各地には太平洋戦争当時、いかに日本軍が卑劣な行為をしたかを表現する記念館のような施設があるということを聞いた。 つまり、プロパガンダとして中国政府は日本人を悪者として扱ってきた。 従って靖国問題などに、異様な反応を示すのだろう。 (私は靖国神社の今の形態を認めていない)

 そんな国で、いかに食品管理をしようと、故意に「テロ」を起こそうとする分子を見つけられるはずが無い。 捜査側も基本的に日本に対し嫌悪感を抱いてる以上、真剣に対応しない可能性もあるし、仮に今回の工場内で犯人ではないが犯人を知る立場になった人が、それを申し出る可能性も極めて低いと考えられる。

 そうなるとどうすれば良いのか。 中国産の食品を輸入しないとなると、日本の食料自給率から言って大変だと政府やマスコミは言う。 農業県の私には中国産など不要であるが、そうはいかないようだ。 然らばどうすれば良いか。
 とりあえず中国で加工され密封パック状態で輸入される物を、止めるのが望ましい。 外交的に難しいかもしれないが、原材料で輸入し日本で加工するなら安全性は格段に上がると思う。

 こんなことは政府のやることだ。 現政府が如何に無策なのかを、この一連の事件は物語っている。

 株価がまた大幅に下がった。 経済に詳しくない私でも、容易に予想される事態が起こっただけであるが・・・。 
 1975年、私は学生だった。 この時期は就職活動の真っ盛りだったと記憶している。 折からこの時期は第2次オイルショックのあおりで、企業が軒並み新卒採用枠を減らしていた。

 私の学校は、「砂山」という地名の場所にあった。 名前のとおり、地形的には海岸線から数キロ、太古の昔から冬の北西風に押された砂が平地の方へ吹き、その境に山となった場所である。 今は住所変更で「文京町」の名を貰っている。

 その校舎は3階建てで、3階の教室からだと日本海や太平山という秋田市の最高峰が見事に望め、授業のあいまに物思いにふけることもできた。

 タイトルは「就職戦線前にして」の同音異義語(造語であるが)であって、多感な学生時代に詩など書いていた頃、就職難を嘆きながらも窓からの眺めを詩にしたためたものだ。 今なら駄洒落とか親父ギャグとか言われそうだが、当時はセンスの良い同音異義語だと自分に酔っていた。

 その後就職難の時代を「就職氷河期」などと表現するようになったが、現在就活をしている学生はその空気を感じているのだろう。

 私がずっと思ってきたことは、「重機が土木作業員、パソコンが事務員、ワープロとプリンターが印刷業、・・・」近代化は仕事を奪うということである。 そして3K(きつい・汚い・危険)の職業を嫌う若者達は、実体が不明確なデリバティブな分野にも流れていった。

 今回の金融危機は、元を正せばそこにあると私は思っている。 善し悪しではなく時代がそうさせたのだろう。 そうでなくては余剰人員の居所も無く、欲にまみれた人達の夢の道筋も無かったであろうから。

 衣・食・住に直接的に関わっていない職業は、新産業とも言える分野で、ヒトの欲望を満たすために創作され続ける。 ヒトのニーズというものに引っ張れながら。

 私は憂慮している。 これからの世代がどういう時代を生きていくのかを。 
 欲望の為に博打を繰り返すような社会が続くなら、やがては格差が生み出す低所得層の反乱へと繋がるだろう。 

 私は預言者ではないのだが、アメリカの次期大統領がオバマ氏になり、良からぬ勢力がとんでもない方法で彼を排除し、その結果彼の地の低所得層の有色人種が暴動を起こし内乱に発展する、そして格差に苦しむ各国の低所得者層に伝染波及し、世界が大混乱に陥る、なんてことが起こらぬようにして欲しいと願うばかりだ。
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