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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 「応酬」とは「やりとり」のことである。 この言葉は、あまり良い意味には用いられないような気がする。 

 考えてみれば醜い或いは見辛い応酬が、この世には溢れている。 言葉の応酬や暴力の応酬、ヒトや組織そしてもっと大きい団体が、その利害において応酬する。

 最近のニュースは、まさに応酬が主役だろう。 世界を見ればガザ、国内を見れば国会、目と耳を塞ぎたくなる。 少しでも相手の立場を考え、自分の利益を犠牲にする気持ちがあるなら、和合も夢ではなかろうに。

 米の大統領が変わる。 まるで全てが良くなるかのように、米の一部はお祭り騒ぎだ。 私は報道以上にオバマ氏を知らない。 しかし彼を取り巻く状況は少しだけ知っている。

 彼がいかなるスタンスをとっても、必ずその逆の考え方がある。 そもそものスタンスさえ良く解らないのだから、その逆も当然解らない。
 弱者の味方なら強者の敵、強者の味方なら弱者の敵、それだけの話である。

 米の弱者の味方をし過ぎると、米国内の強者と諸外国の敵にまわることになる。 米国内の強者はともかく、諸外国の敵になるとはどういうことか? 解りやすく言うなら、一つの例として保護貿易主義や諸外国への侵略(とりあえず、経済的侵略と言っておこう)だろうか。

 余裕のあるヒトは、ほぼ他人に対して寛容で優しい。 余裕がなくなると、優しさを失い守りに入ったり攻撃的になる。 これはヒトの習性と言っても良いだろう。

 米は今、余裕の無いヒトのようなものだ。 ガザを巡るパレスティナとイスラエルも、そうである。 さて、その余裕の無い国の舵取りをどうやっていくのか? その手法は、米のみならず世界に影響するだろう。
 そんな中、彼に期待する勢力は、紛れもなく弱者だと私は見ている。 そうとするなら、大きな応酬がその先にあるのは必然ではなかろうか。 何故なら、世界は常に強者の論理で回っているのだから・・・。
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