3月にこのブログを始めて、はや3ヶ月ほど過ぎた。 元々、いや今でもそうなのだが、このブログは陸奥出版のHPに付随した言わばオフィシャルブログなのだ。 その割りに好き勝手なことを書き綴っているので、おおよそ品格の無いブログに成り下がってしまっている。
わしは過剰広告が嫌いなので、さらりと「出版事業を始めたんです」などと周囲に言うと、気のいい仲間達は「ほうどれどれ、売ってちょうだい」とその本を購入してくれる。 ありがたいことだ。
本であれ何であれ、物を売ろうとすればそれなりの努力が必要なのは当たり前である。 だが、わしは正業においてもセールスは大の苦手なのだ。 良い仕事をすることが最大のセールス、これが持論である。
だが書籍を売るとなると、これはなかなか難しい。 わし自体、この本の価値を良く理解してないからでもある。 勿論価値ある本をと書いてはみたのだが、人の好みは様々なので「おもしろい」という方もいらっしゃれば「つまらん」と思う方も当然おられるだろう。
何より読んで頂かなくては価値の評価も出てこないので、つまらぬ物を売り付けたとなるとわし自身悲しい気持ちになる。 そんな風に考えているので、積極的なセールスができないでいるというわけだ。
あちこちに書評など依頼すれば良いのかもしれないが、小心なわしにはそこまでの行動力も無い。 セールスではなくプレゼンテーションなのだと割り切れれば良いのだろうけれど。
わしは時折、「JANJAN」というインターネット新聞を読んでいる。 市民の視点で書かれる記事もあって、目からうろこの記事に出会ったりもするので、勉強させて頂いているのだ。 その中に「今週の本棚」というコーナーがあって、読者が書評をしてくださるシステムになっている。 これなら一般市民の忌憚の無い書評が頂けると思って、恐れ多くもご連絡を差し上げると、中身を吟味して良い本だったら掲載してくださるというお返事を頂いた。
今週のコーナーに掲載されているので、興味のある方はご覧頂ければありがたいと思う。