小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
昨夜客人の帰った後、TVを見ながらくつろいでいた。 某TV局では、都の地下利用の様子を素晴らしいことのように伝えていた。 高速道路やらを地下に埋込み、地表の環境を良くしましょう、といった具合である。 それを見ながら、少し前に問題となった国土交通省の「道路を作ろう!」ミュージカルを思い出していた。
道路を地下に作るコストは、いかばかりであろうか? 渋滞緩和のために有効な策だから良いだろう、と言われても納得ができない。 渋滞だから道路を増やす、という方向性より、渋滞そのものの原因を減少させるという思考はできないものか?
わしの住む秋田県は、「国立社会保障・人口問題研究所」による人口予測値では、2035年に-7.5%で全国の中で飛びぬけている。 それにつれ、65歳以上の人口比率が41.0%、これもまた群を抜いている。 つまりは人口流出が激しく、なおかつお年寄りを置き去りにして移動することを意味している。 東北・北海道、中国・四国・九州も似たり寄ったりだ。
先日も言ったが、国家100年の計を鑑みるに、都市集中の国家の危うさを誰も考えないのであろうか? 首都機能の一部を過疎地域に移転するとか、方法はいくらでもあろうに・・・。
小説「ヒーズールの夜明け」に、そういったことを考えるヒントが散りばめられている。
道路を地下に作るコストは、いかばかりであろうか? 渋滞緩和のために有効な策だから良いだろう、と言われても納得ができない。 渋滞だから道路を増やす、という方向性より、渋滞そのものの原因を減少させるという思考はできないものか?
わしの住む秋田県は、「国立社会保障・人口問題研究所」による人口予測値では、2035年に-7.5%で全国の中で飛びぬけている。 それにつれ、65歳以上の人口比率が41.0%、これもまた群を抜いている。 つまりは人口流出が激しく、なおかつお年寄りを置き去りにして移動することを意味している。 東北・北海道、中国・四国・九州も似たり寄ったりだ。
先日も言ったが、国家100年の計を鑑みるに、都市集中の国家の危うさを誰も考えないのであろうか? 首都機能の一部を過疎地域に移転するとか、方法はいくらでもあろうに・・・。
小説「ヒーズールの夜明け」に、そういったことを考えるヒントが散りばめられている。
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今日は穏やかに晴れて、民の活動を促すような日和だった。 わしもそれにつられ、浜辺に出かけボウフウを採ってきた。 家に戻ると、少し経って母が親類と共に戻ってきた。 どうやら笹竹を採りに出かけてたらしい。
親類を引き止めて小宴会となった。 ボウフウは酢味噌和えと天ぷら、笹竹も天ぷらになった。 ボウフウの酢味噌和えは、春の訪れを実感するのにかかせない一品である。 親類の畑仕事の話など聞きながらの酒も、ことのほか旨かった。 天ぷらも山盛りだったので、抹茶塩やだし味付の醤油など味付けを変えながら堪能できた。 至福の時が過ごせたのである。 笹竹は細いがダシが良く出る。明日は味噌汁の具になるだろう。
わしのこれからの休日は、しばらく山菜採りに費やされることになるだろう。 そもそもは老いた母に教わったことだ。 今では母の体にあわせて、きつい採取になる場所へは一緒に行けなくなったが、母は母なりに行けそうな場所には付き合っている。 今日はわしと別行動だったが、「おいしい、おいしい」と食す家族を目の前にして満足げな表情をしていた。
晴れた日に食を得るべく仕事をして、その収穫を味わう豊かさは、言葉に尽くせない幸福感を、わしらにもたらしてくれた。
親類を引き止めて小宴会となった。 ボウフウは酢味噌和えと天ぷら、笹竹も天ぷらになった。 ボウフウの酢味噌和えは、春の訪れを実感するのにかかせない一品である。 親類の畑仕事の話など聞きながらの酒も、ことのほか旨かった。 天ぷらも山盛りだったので、抹茶塩やだし味付の醤油など味付けを変えながら堪能できた。 至福の時が過ごせたのである。 笹竹は細いがダシが良く出る。明日は味噌汁の具になるだろう。
わしのこれからの休日は、しばらく山菜採りに費やされることになるだろう。 そもそもは老いた母に教わったことだ。 今では母の体にあわせて、きつい採取になる場所へは一緒に行けなくなったが、母は母なりに行けそうな場所には付き合っている。 今日はわしと別行動だったが、「おいしい、おいしい」と食す家族を目の前にして満足げな表情をしていた。
晴れた日に食を得るべく仕事をして、その収穫を味わう豊かさは、言葉に尽くせない幸福感を、わしらにもたらしてくれた。
桜の咲く頃に気温が下がると、花寒という言葉が用いられる。 風流な言葉だ。 わしの近くの公園も数日暖かい日が続き、桜が3分咲きまで開いてきたのだが、今日は花寒で一息ついている。
都は暖かいらしく、首相が民を招いてお花見をしたそうだ。 その中で首相は物価高に触れ「しょうがないことはしょうがない」とおっしゃったそうである。 「しょうがない」と言う言葉の意味は、「打つ手が無い」で良いのだろうか? 仮にも一国の総理が、簡単にそういった言葉を発するのは如何なものかと、ふと思った。
期待した大臣がそれほどでなくても「他に人材がいないから」と言ってしまう国、日銀総裁もまた然り。 国会議員も行政も何人人がいて、人材難なのだろうか? こりゃ慌てて人材育成をしなくては、国が持ちそうにないと思うのはわしだけであろうか。
首相はその言葉の後に「耐えて工夫して乗り切ろう」ともおっしゃったそうだ。 自分は知恵も無く工夫の仕方もわからないので、国民の皆さん頑張って耐えてください、ということなのであろうな。
今日は気温が下がったことよりも、その言葉の連続でとっても「花寒」な日だった。
都は暖かいらしく、首相が民を招いてお花見をしたそうだ。 その中で首相は物価高に触れ「しょうがないことはしょうがない」とおっしゃったそうである。 「しょうがない」と言う言葉の意味は、「打つ手が無い」で良いのだろうか? 仮にも一国の総理が、簡単にそういった言葉を発するのは如何なものかと、ふと思った。
期待した大臣がそれほどでなくても「他に人材がいないから」と言ってしまう国、日銀総裁もまた然り。 国会議員も行政も何人人がいて、人材難なのだろうか? こりゃ慌てて人材育成をしなくては、国が持ちそうにないと思うのはわしだけであろうか。
首相はその言葉の後に「耐えて工夫して乗り切ろう」ともおっしゃったそうだ。 自分は知恵も無く工夫の仕方もわからないので、国民の皆さん頑張って耐えてください、ということなのであろうな。
今日は気温が下がったことよりも、その言葉の連続でとっても「花寒」な日だった。
入学式のシーズンである。 該当する子を持つ親との話題は、入学式に参加した時のことである。 実はわしは、自分の子が社会人になってほどないのだが、一度も入学式や卒業式に行ったことが無い。
そんな中、東大の入学式で名誉教授の安藤氏が、あまりに父兄の数が多いのを見て苦言を呈したと言うニュースが飛び込んできた。 それを受けて「どう思う?」みたいなアンケートの掲示板が立ったり、親が子供のイベントに参加することの是非が話題になってきた。
どちらが良いとか言うつもりはないが、「子供のペット化」が進んでると感じるのは確かだ。 子供のためなのか、親の満足のためか、疑問に思うケースが増えている。 そのくせ逆にしっかり子供に関わるべき時には、きちんとした対応ができているだろうか。
いろいろな親がいて、子育ての仕方もまちまちだが、間違った?子育てをされた子供が犯罪を犯したりして、それを親が謝るなんて姿はあまり見たくないものだ。
そんな中、東大の入学式で名誉教授の安藤氏が、あまりに父兄の数が多いのを見て苦言を呈したと言うニュースが飛び込んできた。 それを受けて「どう思う?」みたいなアンケートの掲示板が立ったり、親が子供のイベントに参加することの是非が話題になってきた。
どちらが良いとか言うつもりはないが、「子供のペット化」が進んでると感じるのは確かだ。 子供のためなのか、親の満足のためか、疑問に思うケースが増えている。 そのくせ逆にしっかり子供に関わるべき時には、きちんとした対応ができているだろうか。
いろいろな親がいて、子育ての仕方もまちまちだが、間違った?子育てをされた子供が犯罪を犯したりして、それを親が謝るなんて姿はあまり見たくないものだ。
北秋田市に「まとび学園」というところがある。山村留学の受け入れ施設だ。秋田県は、このまとび学園を主体とした「秋田リフレッシュ自由学園」事業を、今年度から開始した。特に全国の「不登校児童」を受け入れることをうたったこの事業に、賛辞を送ると共に注視していきたい。
こと子供に関して、いじめや不登校、虐待に自殺のニュースが頻繁に流れると、とても悲しくなる。ただでさえ少子化だというのに、社会人に育つ前にその命が失われるのは、国家の損失でもある。
何がそういった事件の温床になるのかは、わしなりの憶測はあるがあえて触れずにおこう。一方、救われたいと願っているのは子供達だけであろうか?ちょっと前まで子供だった大人や、相当前に子供を卒業した大人まで心が病む時代になっている。引きこもりの平均年齢が30歳を越えたと言うニュースまで飛び込んできた。
「大人リフレッシュ会社」も将来作って、限界集落で農業を始めると良い。いろいろな困難は伴うであろうが、価値は大きいと思う。
金銭的な豊かさより心の豊かさを求める県。GNH(国民総幸福量)の高い県という方向性は、秋田県の特徴を最大限活かせる道の一つだとわしは信じている。それが「マホロバ村」の理念だからだ。
こと子供に関して、いじめや不登校、虐待に自殺のニュースが頻繁に流れると、とても悲しくなる。ただでさえ少子化だというのに、社会人に育つ前にその命が失われるのは、国家の損失でもある。
何がそういった事件の温床になるのかは、わしなりの憶測はあるがあえて触れずにおこう。一方、救われたいと願っているのは子供達だけであろうか?ちょっと前まで子供だった大人や、相当前に子供を卒業した大人まで心が病む時代になっている。引きこもりの平均年齢が30歳を越えたと言うニュースまで飛び込んできた。
「大人リフレッシュ会社」も将来作って、限界集落で農業を始めると良い。いろいろな困難は伴うであろうが、価値は大きいと思う。
金銭的な豊かさより心の豊かさを求める県。GNH(国民総幸福量)の高い県という方向性は、秋田県の特徴を最大限活かせる道の一つだとわしは信じている。それが「マホロバ村」の理念だからだ。