小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
今日は穏やかに晴れて、民の活動を促すような日和だった。 わしもそれにつられ、浜辺に出かけボウフウを採ってきた。 家に戻ると、少し経って母が親類と共に戻ってきた。 どうやら笹竹を採りに出かけてたらしい。
親類を引き止めて小宴会となった。 ボウフウは酢味噌和えと天ぷら、笹竹も天ぷらになった。 ボウフウの酢味噌和えは、春の訪れを実感するのにかかせない一品である。 親類の畑仕事の話など聞きながらの酒も、ことのほか旨かった。 天ぷらも山盛りだったので、抹茶塩やだし味付の醤油など味付けを変えながら堪能できた。 至福の時が過ごせたのである。 笹竹は細いがダシが良く出る。明日は味噌汁の具になるだろう。
わしのこれからの休日は、しばらく山菜採りに費やされることになるだろう。 そもそもは老いた母に教わったことだ。 今では母の体にあわせて、きつい採取になる場所へは一緒に行けなくなったが、母は母なりに行けそうな場所には付き合っている。 今日はわしと別行動だったが、「おいしい、おいしい」と食す家族を目の前にして満足げな表情をしていた。
晴れた日に食を得るべく仕事をして、その収穫を味わう豊かさは、言葉に尽くせない幸福感を、わしらにもたらしてくれた。
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親類を引き止めて小宴会となった。 ボウフウは酢味噌和えと天ぷら、笹竹も天ぷらになった。 ボウフウの酢味噌和えは、春の訪れを実感するのにかかせない一品である。 親類の畑仕事の話など聞きながらの酒も、ことのほか旨かった。 天ぷらも山盛りだったので、抹茶塩やだし味付の醤油など味付けを変えながら堪能できた。 至福の時が過ごせたのである。 笹竹は細いがダシが良く出る。明日は味噌汁の具になるだろう。
わしのこれからの休日は、しばらく山菜採りに費やされることになるだろう。 そもそもは老いた母に教わったことだ。 今では母の体にあわせて、きつい採取になる場所へは一緒に行けなくなったが、母は母なりに行けそうな場所には付き合っている。 今日はわしと別行動だったが、「おいしい、おいしい」と食す家族を目の前にして満足げな表情をしていた。
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