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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 人がこの世に生れ落ちる時、その場所を選べはしない。

 仮に全く同じ人間が存在し、それが全く違う環境下でも同じように存在しうるか? 同じスキルを持った二人が、一方はそのスキルのニーズが高く休む間もなく働き大きな富を得て、他方は全く逆でそのスキルを使うどころかそれ以外でも仕事すらない。 地域間格差である。

 働く場を運良く得て大きな富を得た者が、富を得たのは自分の力でそれを税金で持っていかれるのはたまらないと言う。 自分が逆の立場になった場合を一切考えずに。

 インドで起きているテロは、まさにそのような格差社会での暴発なのだろう。

 健康問題も、生まれながらのDNAによる個々の傾向というものがある。 生命の多様さゆえだ。 酒を飲めないDNAを持ってる人がいて、ヘビースモーカーでも肺がんにならない人もいる。

 わが国の総理がまた暴言を吐いた。 言わば「不健康なのは、健康でいようとする努力が足りないからだ」ということらしい。 こういった人から言わせると、私の難聴もきっと私が悪いからなのだろう。

 健康維持に対する努力の足りない人に、自分のお金を払いたくないと言う総理。 私はこういった政治家や行政の役人達に支払う給与分の税金は、全くもって払いたくない・・・。

 生まれ落ちた瞬間から人は皆「不公平」な境遇であるのに、「公平」とは「一律」だと理解している人々。 はなから違うものを平等に扱おうとする人々。 何と思慮の浅いことか。

 現在、日本には3300人余の健康保険の無い子供がいる。 親が貧乏だったりするからだ・・・。 この不条理をどう考えたら良いのだろう。 

 私は共産主義者でもなんでもない。 真の公平などあろうこともないのは当然と理解している。 
 ただ、強き者がおごらずに、自分が強くあることを感謝し、同時に弱くあらねばならなかった者に、いささかの優しさを持てば良いと言っているだけなのだ。 少なくとも政治に対しては・・・。

 
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