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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 景気がこんな状況になる前は、恐慌という言葉が頻繁に使われていた。 予想だから何と表現しても良いのだろうが、いざこうなると恐慌という表現は出てこない。 恐慌であると認めてしまえば、更なる不況へと突き進んで行くからなのだろうか。

 そもそも景気とは気配なのだから、気分次第で右往左往するものだ。 周囲に同調しやすい人が多ければ多いほど影響が大きい。 もし需給に関して適性値なるものがあるとしたなら、好況とは不要な物まで購入したり、買い替えのサイクルを前倒しする時のことだ。 不況はその反対で不要な物は買わないし、自分でできることは自分でし、買うべき物も少し後回しにする。

 それにしても、夏以降の激変はどうだろう。 それ以前がいかに需給の適正値を大きく逸脱した状況だったかを物語っている。 自動車産業などはまさにその代表格で、これほど普及しているのにやたら売れ続けたこと自体がとてもおかしかったということだろう。

 米のビッグ3が苦境にたって、3兆円もの緊急融資を求めごたついている。 上記の観点からすると、今の不況は一時的なものではなく、大幅規模縮小無くして再建は無いのは自明の理ではなかろうか?
 ビッグ3の救済の仕方によっては、米は大きく後退するだろうし、世界が不安定になる。 米は不況を克服する最終手段として戦争を利用することは、歴史が物語っているからだ。

 わが国においても、大変だから緊急融資とばかり言っているが、これが一時的なものでないとしたら、融資は倒産の先延ばしだけじゃなく、債権を増やすだけになる。 そして私は、その可能性がかなり高いと見ている。

 やたら倒産が増えるのも大変なのは解るが、ここは我慢のしどころなのかもしれない。 私の周りでは、仮に借りられるとしても融資は申し込まないとする人が多い。 借りたにしても返す見込みがないし、現実の状況でぎりぎりまで切り詰めるという考え方だ。 つまりは借り渋っているのである。

 たった数ヶ月で音を上げて、融資を申し出るようでは、この先の長丁場になるだろう不景気に対処できるはずも無い。 だがそういう危機管理の無かった人がいかに多いことか。 

 政府は金を貸すことばかり考えず、未来に使うであろう投資を前倒しするのが何よりの景気対策ではないのか? エコに関することや将来あるべき国の姿に対する投資。 一極集中の官公庁の地方への分散や世界に先駆ける技術への支援など、もっと知恵を出さねばなるまい。 

 しかしそうは言っても、土建屋などにたかって良い思いをしようとして、道路!道路!と言ってる様な稚拙な政治家を輩出する国では、まともな政策は出てこないとは思うのだが・・・。

 
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