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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 私のブログでは「ヒト」という言葉を多用している。 「人」でもなく「人類」でもなく「ヒト」を使うのは、地球上の数多ある生命の一つとして人間を見ているからである。

 今夜もわが国の政争?のニュースが報じられている。 これらは、政治屋さんたちの利害やくそ意地(名誉などとは言えない代物)の争いなので、コメントする価値もない。 むしろニュースなら世界を見たほうが、はるかに為になる。

 私にとっては「ヒト」の何たるかを観察することが、趣味なのかもしれない。 所詮、少しだけ脳が発達しただけの生き物が、その発達した脳をどのように使うとどんなことが起こるのか。 不謹慎ではあるが、おもしろい。

 多忙の中、今日は仕事で「老健」に出かけた。 寝たきり老人や認知症の老人達の「終の棲家」化している施設だ。 自分自身も介護関連事業と関わりあっているが、さすがにそこの世界は別物だ。 命の尊厳とか個々の魂とかいう問題が、確かに厳然としてそこにあり、いつもながら考えさせられる。

 昨日のNHKの特集で「ふたごの不思議に学べ!」という番組があった。 副題は「老化防止から子育てまで」である。

 私達は就学の時代、それまでほぼ確定した理論などを学ぶ。 だが研究者達は不断に研究し続けているのだから、教わらなかった新事実も日々増えるのは当然で、こういった科学的な番組をみることは、今現在就学している若者達に負けないために必須だと私は思う。

 番組の主旨は、まさに私が趣味としている「ヒト」の何たるかの解明だった。 一卵性双生児(同じ遺伝子を持つ双子)が、どう似ていてどう違うかの検証なのだ。 これは先天的(遺伝子による影響)なものと後天的(生後の環境による影響)なものが「ヒト」の形成に及ぼす影響が、科学的に分析されている。

 番組では、例えば5教科(国語・数学・理科・社会・英語)で、遺伝子による影響が少ないのは数学だった、と結論付けた。 数学だけが努力如何で成績を変えられると言う事で、他の教科は遺伝子のせいでどうにもなりにくいということなのだ。
 また、老化に関しては喫煙・日焼け・ストレスによって差が生じると言う。

 「ヒト」というものの、遺伝子と言う呪縛から解き放たれない分野とそうでない分野が解り始めてきた。 私がかねてから言い続ける生れ落ちたときから生じる「格差」を、科学がじわりと検証してきている。

 「老健」施設に住まいする人達は、どういう「ヒト」達であってどういう人生を過ごしてきてるのだろう。 デイサービスに勤める妻と80歳過ぎて尚元気な母とそして娘の夕食の話題は、私「今日〇〇に行ったらこうだったよ」、妻「そんなものよ」、母「私もそのうちそうなるかな」、妻「ならないってば」、普通に明るい会話だった。
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