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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 全国展開しているデパ地下の魚屋が、こともあろうにわが県で売れ残りを再販していた。 と簡単に報道を伝えるだけでは芸が無い。 鯛や平目などの痛みにくい?白身の刺身を、翌日他の刺身と混ぜて「刺身4品」というパッケージにしたというもので、担当者が臭いや色かたちをチェックして大丈夫と判断したから、売っていたとのこと。 実害は報告されてない。
 さてこの問題は、奥が深いかもしれないと感じる。 賞味期限や消費期限というアメリカから強要された表示の問題と実際の安全性、他方では商業倫理の側面からの見方があるからだ。 利益優先主義と日本古来の「もったいない」精神とが判別しづらく、難しい。
 わしが思うに、作り過ぎ・仕入れ過ぎにも問題があるかと思う。 品揃え・品数豊富を売りにする風潮が、売れ残りを増やし挙句の果てにこういった問題を引き起こす。 日本は世界で名だたる、食品を捨てる国らしいから、それはつまり捨てる比率を始めから想定し、その分を売れる数に対し価格の上乗せをしなければ商売として成立しない。 デパ地下で夜遅く派手なディスカウントが行われたりするのは、本来の利益プラスアルファなのだろう。 それが行き過ぎると今回の報道になる。
 はなから捨てるのを覚悟で仕入れたり作ったりする社会は、とても傲慢な社会と感じるのは考えすぎなのだろうか。 災害や食物高騰や旱魃に苦しむ国から見ると、この実態はどうなんだろう。 なにより消費者は捨てる分の一部も買っていることになる。

 某局のハウツウ番組で、しおれた野菜をシャキッとさせる技を伝えていた。 以前流した情報を更に深く掘り下げる、という形でやったその番組では、レタスや春菊といったものから萎えたイチゴまで、50度のお湯に3分間入れるとシャキッとなるというものだった。 ビタミンCも殆ど失われないとのこと。 魚も種類によって痛み具合も違うし、一律賞味期限なんて決めることもおかしいし、たまたま刺身で再販したから問題になっただけで、加熱し惣菜にするなんてことは当たり前だろうし・・・。
 ただ、利益優先の商業倫理に反した行為ならば、許されることでないのは当然なのだが。
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