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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 今日一日、何度謝罪の言葉を使っただろう。 「すいません」「申し訳ない」「ごめん」「すまん」「わりぃわりぃ」、言い方の変化はいろいろだが相手によって使い分けている。 わしはちょっとしたことでも、良く謝るほうである。 立場上の上下は関係ない。 時に感謝の意味で使ったりもする。 気を利かして手伝ってもらったりすると「あ、ごめん」のように使う。 勿論「ありがとう」も頻繁に使う。
 そのため、他人から「威厳が無い」などと言われることもあるが、そんなことはお構い無しである。 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という格言もあるではないか。 全然実ってないのだが・・・。

 数年前の歌舞伎町火災の裁判で、5人が有罪になった。 報道に被害者遺族(娘を亡くした母)のコメントが映っていた。 とうとう5人とも謝罪の言葉がなかったと、嘆いていた。 報道だけでなくわしの身の周りでも謝らない人が結構いる。 悪いことを指摘すると「だって・・・」「・・・だから」など言い訳が聞こえてくる。 こうこうで貴方が悪い、と言うと黙り込む。 下手すると逆切れする輩までいる。
 
 近所の公園は朝な夕なに犬の散歩コースとなり、わしもたまに散歩に連れて行く。 先日そこで大き目のラブラドール・レトリバーの首輪からリード(紐)を外している輩がいた。 以前から家族に聞いていたマナーの悪い飼い主である。 しばらくはそれを遠くに避けていたのだが、犬も歩くので徐々に近づいてしまった。 その輩はそれでもリードをつけようとしないので、ついにわしが声を掛けた。
 「おじさん、日本人?」 「立て札に犬の放し飼いはやめましょうって書いてるの読めないの?」 相手はその時何も答えなかったが、少し離れると「その言い方は何だ!」と言い出した。 「おじさん」も「日本人?」も気に障ったらしい。 そこから若干押し問答が続いたが、幸いお互い実力行使には至らなかった。
 ただその輩は「お前は他人に迷惑をかけたことがないのか?」などと途方も無いことを言ってくる。 相手にせず遠ざかろうとするわしに、「他に放し飼いしている飼い主を見たら、同じように言え!」と捨て台詞。

 世の中、とんでもない輩がいるらしいので、こういった行為には見て見ぬ振りでいれば良いのかもしれない。 わしも若干戦闘準備モードになったこともあって、次の日からも注意してその輩を目で探していた。 少なくともそんな輩に怯えて散歩コースを変えるほど臆病でもないし。
 あれから10日も経ったであろうか。 その輩とその犬は一度も見かけない。 
 こんな輩が増殖してるかと思うと、本当に人間社会に絶望してしまいそうだ。
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