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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 「象の背中」は昨年公開された映画のタイトルである。 先日この映画を観る機会があった。 これは秋元康氏の初長編小説を映画化したもので、中年のエリートサラリーマンが癌で余命半年と宣告され、延命治療を拒否し自らの人生に関わった人を訪ね歩く内容だった。
 劇中で「象の背中」という言葉は出なかったように思うが、「象」は使われていた。 過去、会社の都合で見捨てて倒産した会社の社長との再会で、その社長が「象は自らの死期を悟ると群れから離れ、墓場へと向かう」と表現した。 その社長は胃がん手術を受け、余命1年の宣告を受けていたのである。
 原作を読んでないので、「象の背中」の意味することを明確には知りえないが、「子供は親の背中を見て育つ」という格言からして、ヒトは「象の背中」を見て自らの最後を考えなければならない、と捉えるのは行き過ぎであろうか。

 昨日書いたように、愛犬が最後の時を迎えつつあるかもしれない現状。 同居する母が高齢であること。 わしも妻も介護に関わる仕事をしていること。 それらがわしに、命の後半にどうあるべきかを考えさせる材料になっている。
 急に話は変わるが、世界の人口は増え続けると共に高齢化の道を辿っている。 地球温暖化も世界的水不足の不安も、それにより現在進行中だったり潜在的にくすぶってる問題と直結しているように思う。 
 そうなると人類そのものが「象の背中」に学ばねばならぬ時期が、そう遠くないような気もする。 
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