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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 ムクばあさんに異変が起こったのは、先週土曜の朝であったらしい。 ムクばあさんとは、我が家の愛犬である。 ヒトの年齢に換算すると70歳台中盤の牝犬だ。
 夕方の散歩はわしが付き合うことが多いのだが、朝の散歩は妻の担当だった。 散歩を終えた妻が、「お父さん、ムク、昨日変じゃなかった?」と訊いてきた。 「何故?」と訊くと、「フラフラして歩けないのよ」と言う。
 様子を見ていると変なのはそれだけじゃなく、よだれをダラダラ流すし終いには食べたものを戻してしまった。 すわ大変と動物病院に連れて行った結果、腎不全を起こしかけているとの診断。 だがその診断にどうにも納得がいかなかった。
 注意してみると眼球の振動や斜頚(頭が斜めになる)が見られ、ヒトで言うなら脳疾患っぽかった。 我が家は重苦しい雰囲気に包まれた。 老犬ゆえ、いつお迎えが来てもおかしくはなかったからである。 実際、死後の処理のことまで話題に上った。
 
 インターネットの情報量は凄いものがある。 素人なりにその症状から「特発性 前庭疾患」という病名を導き出したのである。 特発性とは、原因不明を意味するらしく、前庭とは脳内の部位を指し、やはり脳疾患の可能性が高いように思われた。
 今日、別の動物病院に連れて行き(セカンドオピニオンだな)、獣医も我々に近い所見をもって、ステロイド注射を打ってくれたようだ。 本当の病名はCTやMRIで検査しなければ判明しないらしいが何せ老犬である。 そこまでしなくても、ということになって経過観察という手法をとることになった。 明日も行かねばならない。
 でも、インターネットの情報どおり、徐々に回復の兆しを見せており、一つの山は越えたかと思う。

 14~5年ともに暮らしたペットは、もはや家族である。 その眼はだいぶ前から白内障で曇っているが、我らを今でも認識し尻尾を振る。 ムクばあさんがどれほど回復できるかわからないが、余生を安寧に過ごせるよう、一家全員でホスピスのように見守りたい。
 わが母も齢80を過ぎそれでも今は元気なのだが、ささやかな変化も見逃さず見守らなくては、の想いを強くする出来事であった。
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