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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 税金は何故納めなければならないのか。 政府は税金の徴収目的を、「税金の役割」として表している。
1.公共サービス
2.所得の再配分
3.景気の調整 の3つである。

 後期高齢者医療制度の煽りで、消費税引き上げの議論?が取り沙汰されるようになってきたが、このところの食料品やガソリンの値上げで、医療保険料が高いの安いの以上に生活費が圧迫されてきた。
 政府は消費税を「公平な負担」と称しているが、貧しい者にとって生活必需品にかかる税は上記2の「所得の再配分」の目的に真反対なものだ。 もともと物品税(高価で贅沢品に類する物にかけた)という形の税方式を消費税にしたところから税の精神は崩れているのだが、社会保障を人質にとったような考えはいかがなものか。
 一方、憲法第25条に「国民の社会的生存権の保護」が謳われている中、「死ねと言うのか」との国民の言葉を聞くような政策を続ける政府に、一体国民はいつまで我慢し続けるのだろう。

 欧州中心に「トービン税」なるものが芽吹き始めている。「為替通貨取引税」とも呼ばれる税方式は、投機目的の為替取引を抑制し更に貧困国への援助を目的としている。 ただし世界各国が一斉にこの税を導入しなければ、導入しない国に取引が逃げるので、未だ実働には至ってない。 この税も通貨危機への歯止めと共に、所得の再配分的精神に満ち満ちているのだが。
 穀物や原油などの取引にも、似たような税方式や年間通じての高値安値の制限を設ける考え方が、そろそろ提唱されても良さそうな気もする。 原油は適度に高値が望ましいとは思っているが、節約の限度をも超えると生死に関わりかねなくなる。 北国では灯油は今や命綱になっているからだ。

 いずれ資本主義や民主主義の根底にあるヒトの魂が、優しさを失った拝金主義になだれ込んでいくなら、この世界もみたび大戦を見ることになるのかもしれない。 そうでなくとも人口は増え、パイは減り続けているのだから・・・。
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