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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 先日の全国学力テストの結果発表から少し間が空いて、これがタイムリーな話題ではなくなってきた。 私の住む秋田県は他の事ではあまり良いデータはないのだが、事このテストにおいては全国トップクラスを続けている。
 結果発表の後、県の教育委員会が本県の学校教育の優秀さを訴えたり、大阪府では知事と教育委員会がもめたりしてるという事態を生み出している。 私はそのどちらも的を射ていない議論だと思って、このことに触れないでいたのだが、今朝の地元の新聞で私の考えに近い報道があったので、ご紹介しようと思った。

 「全国トップの背景」と題したその記事では、学力と生活習慣の関連について述べられている。 「生活習慣がしっかりしている子供は学習時間を作りやすく、同じ学力の子供ならば生活習慣の整っている方が伸びる」という主張だ。 その中でグラフを用いて、家の人と普段一緒に朝食を食べているか?家で学校の授業の復習をしているか?という項目で本県が全国平均を上回っているデータが示されていた。

 つまり、家がしっかりしていて生活習慣がきちんとしていて、家庭学習に対する親のケアが良い、ということが本県の好成績につながっているということである。 家庭における子育てで、「個」の尊重より家族単位である意味管理的なほうが子供にとって良い結果をもたらすという客観的事実が明らかになったということとも言える。

 角界の「弟子は我が子」という中での甘やかし、家庭において「我が子に限って」という過剰な信用や放任主義(塾やらで他人にお任せ)が子供をだめにしているかもしれない、ということを今考えてみるべきだろう。
 もちろん学校教育の功績も、まるっきり無視する気は毛頭ないのだが。

 一方、秋田がそういった環境にある違った側面を見てみると、景気が悪い=仕事が暇=家族に気を配る余裕が出る、という部分もあるように思う。 子供の学力があがることが、本県の景気の悪さの裏返しだとするならそれは悲しいものがある。 まあ、地方の景気の悪い県の子供がすべからく学力優秀とは言えないかもしれないので、断言はできないが調べてみる価値はあるかもしれない。

 いずれ多くの人数の中での平均値の話なので、都市部の裕福な家庭における教育資金を思い切り捻出できる場合は、この平均値では読めないのも確かではある。 
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