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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 「持ち帰りますか?」かかりつけのS医師が訊いてきた。 「いや、結構です」わしが答えると、「皆さん、そう言うんですよね」S医師が言うので「じゃ、頂きます」わしには天邪鬼なところがある。 頂いたものは小さな透明容器に入った「アニサキス」である。 昨夜食した「しめ鯖」についていたものが、今朝3時頃から腹の中でわしを苦しめていた。
 アニキサスはそもそも鯖の内臓に寄生してるが、鯖が死ぬと身に潜り込むとのこと。 ヒトの胃に到達すると、居心地が悪いらしく胃壁に穴を開けて脱出を図り、その傷の痛みやアニキサスに対するアレルギーが発症する。 人によって影響を受けない場合もあるらしいが、運悪くわしは影響を受ける体質だったようだ。 そして最終的には、内視鏡検査及び摘出手術が行われることになってしまった。
 過去、心因性胃潰瘍の治療を受けた経緯のある病院で、もしかしたら、の懸念もあったが、思わぬ結果となった。 昨日偉そうなことを言っただけに、まずは良かった。 もう一つ良かった?ことがある。 内視鏡により胃の入り口部分の機能不全が発見され、「胃液が逆流し食道を痛め続けると、良くないですよ」との柔らかな警告。 一生、薬(胃酸の分泌抑制薬)の世話にならねばならなくなったようだ。 いずれ最悪の事態を回避する早期発見に、小さな虫が役に立った形になった。
 人間万事塞翁が馬、災い転じて福と成す。 わしもそれなりに体に気をつけねばならない歳になった。
 それにしても、早朝から摘出までの半日、七転八倒とは言わないまでもその半分くらいの苦しみを味わうことになってしまった。 思えば今月、生牡蠣に続き海産物で2度目の受難だ。 夏に向かい、生ものには細心の注意を、だな。
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