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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 「カラ梅雨」とは梅雨に入っても雨が降らず、乾燥してカラカラの状態のことだろうか?

 今年、北東北に梅雨入り宣言が出たのは確か6/11だった。 ここ秋田では、雨らしい雨が降ったのはその日だけ。 予報でも本格的に梅雨入りしそうなのは、今度の日曜6/28である。 それすら当たるかどうか疑わしい。

 この梅雨入りは、平年より2日早く昨年より12日早いとのこと。

 さて、気象庁の言う「平年」とは何を指しているかご存知だろうか?

 これは最近?30年間の平均値を指しているのである。 何故、「最近」に?を付けたのか。 この平均値を割り出す方法に問題があるからである。
 この平均値つまり「平年」の値は、西暦の末尾が「1」になる年に更新されるのだ。 つまり現在言われている「平年」の数値は、2001年に決められたと言うことである。

 私の今月の冒頭のブログで、先月の気象データを書いた。 今年の5月の平均気温が高く、地方気象台記録のベスト7か8にランクインしたと書いたと思う。
 そして5月の平均気温の高い方から7~8個のデータが2000年以降だと。

 つまり、ここ最近の気象データにおいて、今まで気象庁が使っていた「平年」がいかに無効であるかということである。 勿論、そこに急速な温暖化が裏打ちされているっぽい。

 気象庁がいくら傲慢とはいえ、このぐらいのカラ梅雨となれば、そのうち訂正が出るかもしれない。 

 そもそも「梅雨」とはどういう状態なのか? 気象をまともに勉強なさっている方々には申し述べる必要も無いだろう。 もっとまともに宣言できないのだろうか? 一般人にすれば毎年のように梅雨入り宣言の後しばらく雨が降らない印象が強い。

 気象庁と言えば「お役人」。 「平年」という数値の方が現実より重いのだろうか? その値に縛られているような感がある。

 現実に目を背け、無難な答えを模索する。 この体質は、どうやらお役人全体に染み渡ったものなのだろう。 
 一旦「犯人」と決めたら、頑固にそれを曲げないという最近の事件と同じ源流を持つことのように感じるのは、私だけだろうか。

 いずれ、カラ梅雨・・・いや正確に言えば梅雨入りが遅れているこの事態。 現実には、中国・四国・九州北部に「渇水」をもたらしている。
 私の日課に、早明浦ダムの貯水量や取水制限の状況を確認することが、昨年同様加わった。

 そろそろ日本の気候がどのように変化しているかを、真面目に検証すべきと思う。
 少なくとも、1970年~2000年の気象データの平均値を「平年」と呼ぶことを止めることから始めて欲しい。
 私がチョチョイとインターネット検索すれば、1時間も経たずに作れる「平年」値をどうして使えないのだろう。 

 平年より2日早く昨年より12日早い梅雨入りと報道されたのは、実際のところ「平年並み」に限りなく近づくのではなかろうか。

 渇水に苦労している地方の市民にとって、来週まとまった雨が降ってくれますように・・・。
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