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小説「ヒーズールの夜明け」に登場する村・・・ そのむらおさの独り言?!
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 ここ最近北海道トムラウシ登山での大規模遭難と山口県での老人保健施設ライフケアの土砂災害と、高齢者を襲う災害が続いた。
 今日のNHKクローズアップ現代は、トムラウシ山遭難を取り上げていた。

 原因を3つの観点から考察し、ツアー主催会社・ツアーガイド・ツアー客のそれぞれの遭難原因を探っていた。 
 ツアー会社の利益優先の姿勢、それに追従するような未熟なツアーガイド、そしてそんなツアーにおんぶにだっこのツアー客。 そもそも私なら登山をするのにツアーなどへ参加しないし、万が一付き合いで参加せざるを得なかったにせよ最終日に山小屋からの出発は拒否したろう。

 一方土砂被害の老人保健施設は、その経営母体が社会福祉法人である。 私も介護関連の仕事に一部絡んでいるので言うが、介護関連事業はボランティアではない。 間違いなく営利目的の事業である。
 実際、そこで働く者は立派に生活の糧としての報酬を受け取るのだ。

 一方私は、建築に関する仕事もしているので、あんな場所(本来の川の流れを変えて暗渠(上部も塞がれたトンネル状態の場所)にしていた)にあのような施設を造るなど、到底考えられない。 社会福祉法人ともなれば、施設建設費などでも何らかの税金による補助があるだろうし、箱物にはいろいろな利権が絡む。

 下衆の勘ぐりと言われるかもしれないが、世の中の実態などはおおよそそういったグレイ部分がたくさんあって、社会福祉の名を借りた金儲けもたくさん存在するのである。
 勿論その中で雇用されている方は、その限りではない。

 施設利用者及びその家族も、何せ体の動きの弱くなった高齢者が預けられる場所なので、もう少しは施設の立地など検討すべきだったろう。

 今やこの世の中は、金儲け主義者とその画策に安易にのるユーザーがかなり蔓延している。 この二つの災害は明らかに人災であり、危機管理の無いユーザーがその被害者となった。
 申し訳ないが、どっちもどっち。

 クローズアップ現代でも、遭難事故の予防策として何があったか?の問いに、ゲストコメンテーターは「業者側がリスク情報をツアー客に的確に説明し、ツアー客もそれにより自己防衛の予防策をとるべきだった」と結んでいる。

 番組では遭難の経緯を、ツアーの生存者の生々しい声と共に伝えたが、そのなかでツアー客同士で助け合いながら下山していたが、途中で自分の命の危険を感じ相手のことなど構ってられず、離れてしまった遭難者のことを後悔の念?と共に吐露していた。
 実名と顔を出してのコメントが、ある意味自らの懺悔とするならあまりに痛々しい。
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